これまでのキャリアやスキルを活かして、同じ業界で転職!
これが一般的な転職のイメージかもしれませんが、中には、
「今の仕事は向いていないから別の業界、別の職種の仕事がいいな…」と思われる方も多くおられると思います!
そんな方々へ、未経験の転職の際に気を付けることをお伝えします!
わたしも実際に、30代前半で業界・職種ともに未経験の分野への転職をしていますので、自分の経験が参考になれば嬉しいです!
- 未経験の転職に不安を感じている人
- 未経験での転職を諦めている人
未経験者向けの求人はどれくらいある?
未経験の転職なんて難しいんだろうな…
なんとなくそういったイメージを持っておられる方も多いと思いますので、実際に求人はどれくらいあるのか見てみましょう!
転職サイト名 | 公開求人数 | 業種未経験OK | 職種未経験OK | 業種・職種未経験OK |
---|---|---|---|---|
doda | 195,567件 | 12,061件 | 10,330件 | 8,578件 |
リクナビNEXT | 101,622件 | 18,568件※ | ||
マイナビ転職 | 18,285件 | 15,206件 | 12,823件 | 12,518件 |
※リクナビNEXTは、業種・職種別の検索項目がないため、業種・職種に関わらず未経験歓迎の件数です。
業種…事業内容に応じた企業の分類のこと(IT、金融等)
職種…職務の種類のこと(営業、事務等)
ただ、ここから年齢や、勤務地等の条件で求人数は少なくなっていきます。
わたしも、30代・地方勤務希望であったため、条件は厳しくなりましたが、しっかり準備をして、2社から内定をいただきました!
未経験転職での注意点
求人はあることはわかりましたが、そこから内定をもらい、納得できる転職をするため、注意すべきことを3点紹介します!
ポータブルスキルをアピールする
「ポータブルスキル」とは、業種や職種が変わっても持ち運びができる職務遂行上のスキルのことです。「コミュニケーション力」や、「課題解決力」など。業務内容に左右されず、どんな環境でも発揮されるスキルのことです。
未経験転職の場合、専門的なスキル、経験や実績がないため、この「ポータブルスキル」を転職先で、どのように活かすことができるのかを説得力をもってアピールすることが大事になります。
現職(前職)での経験等から自分にはどんなポータブルスキルがあるか、しっかり分析を行いましょう。
モチベーションを保って働ける環境かどうか
「未経験者歓迎!」の求人はどのような時に出すでしょうか?企業の採用担当になったつもりで考えてみましょう。
・とにかく人が足りていないので未経験者でもいいから人が欲しい
・新しい風を入れるために、未経験者からの視点が欲しい
・未経験者でもできる専門知識不要な仕事の人手が欲しい
いろんな状況があると思いますが、いざ自分が転職して、モチベーションを保てる環境なのかについてはしっかり確認しておきましょう!
わたしの場合は、環境面では、以下の2つを重視して確認をしていました。
・仕事内容はしっかり指導してもらえるか
・仕事に対する評価、フィードバックをちゃんとしてもらえるか
年収が下がることもある
未経験での転職となるため、年収が下がることが多くあります。
収入については、生活に大きく関わる部分なので、しっかり考えを整理しておきましょう。
生涯年収で考える
一時的に大きく年収が下がったとしても、今後、キャリアを積んでいくと大きく増えていったり、営業成績によってインセンティブを大きくもらえたりする場合もあります。
今後長い目で考え、問題なく生活していけそうかどうか判断しましょう。
転職軸の優先事項を考える
年収が下がったとしても、自身の転職軸で、収入よりも優先していることがあり、それが叶えられるのであれば問題ありません。自分で納得できるよう、自分の転職軸を整理しましょう。
固定費の削減・副業をする
収入が減ると、これまでと同じ生活水準では生活が回らない場合があります。
携帯代、家賃、保険料、サブスク等。無駄なものはないか、削減できるものはないかの見直しをしてみましょう。
また、収入を増やすため、スキマ事案で簡単に始められそうな副業からチャレンジしてみるのも一つです。
未経験転職を成功させるには?
注意点を踏まえて、成功させるためのポイントを3つ紹介します!
自己分析をしっかり行う
「ポータブルスキルをアピールする」でも記載のとおり、未経験転職の場合は特に、自己分析が重要になります。
自分の強みは何なのかを整理し、それを活かすことができる業種・職種は何なのかを正しく理解する必要があります。
厚生労働省のホームページでは、ポータブルスキル見える化ツール(職業能力診断ツール)が提供されています。15分程度の入力で、持ち味を職務や職位を確認できるので、気になる方はやってみてください。
そのツールでは、ポータブルスキルの要素として、9つの要素から、自分が得意だと思う程度によって点数を割り振りします。
自分で分析をする際にも、この9つの要素を参考にしながら始めてみるとイメージしやすいです。
転職市場研究・企業研究を行う
未経験での転職を成功させるためには、狙い目となる業界や職種を知る必要があります。伸び盛りの業界や、経験者の少ない新しいジャンルの職種などはチャンスが多いと言われていますので、そういった研究が必要になります。
また、自分の強みなどが、今の転職市場にどう評価されるのか、興味を持っている職種や企業がどのような力を必要としているのかについても知ることで、転職の成功に近づくことができます。
転職で叶えたいことの優先事項を整理する
転職で叶えたいことはなんでしょうか?転職軸という言葉でよく表現されますが、自分にとって、転職する際に譲れない事は何かを整理したうえで、企業選びをしましょう。
大きく分けて3つの軸に分けられます。
- 仕事軸
-
どういう仕事を任せてもらえるか、どういう能力が身につくか 等
- 生活軸
-
残業時間はどれくらいか、有給はどれくらい使えるか 等
- 報酬軸
-
収入は今よりあげられるか 等
何を優先で叶えたいか整理することで、企業選びも悩みが少なくなると思います。
わたしも実際転職で年収は下がってしまいましたが、仕事軸・生活軸を優先で考えていたので、納得した結果となりました。
まとめ
今回は、未経験転職を成功させるためのポイントを、3つ紹介しました。
- 自己分析
- 転職市場研究・企業研究
- 転職軸の整理
わたしも実際、未経験・30代・地方勤務という狭い条件での転職活動をしていたので、難しい部分もありました。
ですが、転職エージェントや、キャリアコーチングのサービスを活用して、自己分析や企業研究を行い、自分の強みを認識し、どんな仕事で活かせるかを理解することで、納得感のある転職をすることができました!
皆さんも、未経験だから難しい…と諦める前に、しっかり準備をして、納得できる転職ができますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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